めいこう日記

社員全員プロ意識  抹茶・粉末茶 部 門 1

静岡は日本一のお茶処…しかし、抹茶の製造においては盛んではありませんでした。

何故でしょうか?

明治初め、大政奉還後、駿府(現・静岡)に居を移した最後の将軍 徳川慶喜を慕って、大勢の侍達が駿府に集いました。

彼らに職を与えるため、牧の原台地を解放し、茶の樹を育てさせました。

静岡が日本一の茶処となる始まりです。

採れた茶の生葉の加工は、輸出用として煎茶の加工に統一されました。

それ以降、抹茶は京都宇治、煎茶は静岡と、自然発生的に役割分担がなされました。

平成に入り食品加工用の抹茶が多く利用されるようになったことに目をつけ、平成21年(2009年)茗広茶業は抹茶の製造に乗り出しました。

H25年現在、静岡市内で抹茶を本格的に作っているのは、当社だけでございます。

4年間、茗広は抹茶の美味しさと安全性を追求し続けて参りました。

美味しい抹茶を作るためには、何よりもまず原料である碾茶の厳選が大切です。

碾茶は、採摘前に黒い覆いを茶樹にかぶせることで、強い日差しから守り、渋み苦味が強くなるのを抑えます。

 

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良い碾茶の条件とは

1、        茶樹の被覆が適切な期間 行われたか?

2、        窒素系を中心とした充分な肥料が与えられたか?

3、        一芯二葉の若芽のみが手摘みされたか?

茶師の経験により優れた原葉を用意した次は、火入れです。

碾茶は煎茶と違い、こげやすく軽い形状です。

火入れ機の温度やドラムの回転速度の微妙な調整が必要となります。

茗広では、遠赤外線火入れを施し、香りの強い個性的な抹茶を作ることもできます。

そして、茶葉を殺菌後、お点前用には石臼で、食品加工用には粉砕機で粉末にします。

機械の説明は、こちらをご覧ください。

 

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石   臼

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気 流 式 粉 砕 機

 

これらの機械は使い方がかなり複雑です。

そんな機械を 自由自在に使いこなすのはウメ君。

お点前用には石臼を、食品加工用には粉砕機を使用、最大限に抹茶の美味しさを引き出すよう力を尽くします。

口当たりのなめらかさを大切にし、石臼では10ミクロン以下の細かな粒子の均一化をはかっています。

粉砕機でも粒度分布測定を欠かしません。

 

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                 粒度分布測定装置

 

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粒度分布図

 

ウメ君の仕事はまず段取りから。

山積みの仕事を前にして、後輩をやる気にさせるのも、へそ曲りの機械をその気にさせるのもお手の物。

どんなに忙しくても、心にゆとりを持って仕事をします。

一番、大変な仕事は機械の掃除です。全身粉まみれ。

 

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商品ごとに、粉末が少しも混ざらないように、機械の部品一つ一つまで徹底した掃除をします。

 

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彼の作る抹茶を口にすれば、丁寧な仕事ぶりの片鱗を味わうことができます。

香り高く、色鮮やか、奥深い味の抹茶です。

 

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